美容液、化粧下地、日焼け止め、ファンデーション、コンシーラーといった風に、ワンステップでベースメイクが叶うBBクリームですが、落とす時にはどのようにすればよいのでしょう?
BBクリームはカバー力が高い分、しっかり落としていかないとメイクが残ったままでは肌へのダメージが心配です。
BBクリームも成分によっては、クレンジングが必要な物と洗顔料だけでも落ちる物とあるようです。
今回は、肌のダメージを極力減らすためのBBクリームの種類別の落とし方や、BBクリームをきれいに落とすためのコツについて紹介していきます。
目次
BBクリームは洗顔だけでもちゃんと落ちるの?
BBクリームの多くは、洗顔だけでも簡単に落とせるように、紫外線吸収剤やアルコールといった添加物を成分に使用していない物がメインです。
洗顔だけで落とせるBBクリームは、パッケージに「クレンジング不要」とか、「洗顔だけで落とせる」といった表示があります。
もしもそういった表示がない場合には、成分をチェックしてクレンジングが必要かどうか?といった事を判断していく事が大事です。
・紫外線吸収剤
・パラベン
・アルコール
BBクリームに、上記のような成分が配合されていた場合には、油分を含んだクレンジング剤でないと洗顔料だけでは、きれいにメイクを落とせない場合があるので注意しましょう。
BBクリームはクレンジングで落とそう
BBクリームを塗った上からチークやアイシャドウ、フェイスパウダーなどを塗っていた場合には、洗顔だけで落とすよりは、肌にマイルドなクレンジングで落としてあげる方が、きれいにメイクが落とせそうです。
BBクリームを落とす時のクレンジングも、オイルクレンジングだと肌の皮脂膜まで洗い流してしまうリスクが高いので、ミルククレンジングやゲル、ウォータークレンジングなど、肌にもマイルドなタイプを選んであげましょう。
クレンジング不要のBBクリームの場合はどうしたらいい?
BBクリームに配合してある日焼け止め成分に、紫外線吸収剤を使用していなかったり、BBクリームの成分にオイルやタルク、防腐剤を含まないミネラル成分がメインの場合にはクレンジングは不使用です。
ただし、アイシャドウやマスカラ、口紅といった部分メイクには、クレンジングを使用してしっかり落としてあげないと洗顔だけでは落ちません。
アイメイクやリップメイクが残ったままだと、色素沈着を起こす原因となるので注意しましょう。
どのタイプのクレンジングがおすすめ?
BBクリームを落とす際に、毛穴の汚れまでしっかり落としながら肌に極力ダメージを与えないために、これからオススメのクレンジングを紹介していきます。
・バームクレンジング
固形のバームタイプのクレンジングは、肌に載せた途端に肌の熱でとろけてオイル状に変化します。
その溶けたバームのオイルが、肌のメイクや汚れをしっかり包み込んで水と一緒にきれいにBBクリームをオフしていけるので、肌をゴシゴシこする事なくきれいにメイクを落とす事ができます。
・ミルククレンジング
リップメイクや目元のメイク以外だったら、軽いタッチのミルククレンジングがオススメです。
ミルクタイプは、肌触りがマイルドです。
BBクリームは通常のファンデーションよりは落としやすいので、ミルククレンジングでも充分にオフできます。
落とす時にはコットンもしくはスポンジにミルククレンジングを浸けて、優しく肌をなでるように落としていくと、皮膚膜を削ることなくきれいにオフできます。
・ゲルクレンジング
ゲルクレンジングは、肌に載せておくとゲルがどんどん溶けてBBクリームやメイクの汚れもしっかりゲルと馴染んで洗い流すことができます。
ゲルを顔に塗った後にゲルが溶けていくのを数分待ってからから洗い流すのが、毛穴の奥の汚れをしっかり浮き上がらせて洗浄していくコツです。
クレンジング後に洗顔は必要?
クレンジング後の洗顔は、BBクリームやアイメイク、リップメイクを落とした後のクレンジング剤をきれいに洗い流すためにも必要です。
洗顔すると乾燥が気になるからといって洗顔をしなかった場合には、毛穴に残った余分な皮脂が、日中に浴びた紫外線によるメラニンによって酸化して、毛穴の黒ずみ、もしくはシミを招く要因となってしまいます。
さらに毛穴黒ずみが進化していくと、毛穴が開いたままの状態となって楕円形に広がっていきます。
楕円形の毛穴は、頬の部分でさざ波のような小じわを発生させてしまう原因となるので注意しましょう。
オススメの洗顔料
BBクリームには、ファンデーションだけでなくコンシーラーの機能も備えているので、毛穴の中まで成分がしっかり密着していきます。
だから毛穴の奥に残っているBBクリームもきれいに落としてあげないと、成分が毛穴の奥に残ったままだと残った成分が空気に触れて酸化する事によって、それがそのまま黒ずみとなってシミやホクロのように痕が残ってしまいます。
それを防ぐためには、粒子の細かい酵素洗顔料やたんぱく質を溶かす作用のあるパパイン酵素、沖縄のくちゃといった洗顔料をしっかりと泡立てて使用するのがオススメです。
これらの成分は泡の洗浄力が強いので、肌をこする事なく泡の力だけで毛穴の奥にあるBBクリームや汚れもしっかりとかき出して洗浄していくことができます。
BBクリームの落とし方のコツを紹介
続いてはBBクリームの落とし方のコツについて解説します。
ゴシゴシとこするのはNG!
角栓と呼ばれる小さなブツブツや毛穴の黒ずみが気になるからといって、無理して手でゴシゴシと力を入れてBBクリームを落とす事はNGです。
手の摩擦で肌が固くなり、角質肥厚を起こしたり皮脂膜が削れて乾燥を招く原因となります。
肌に傷がつく事によって、その小さな傷から紫外線によるメラニンが吸収され、肌にダメージを与える原因となってしまいます。
洗顔ブラシを活用する
クレンジングでBBクリームを浮き上がらせたら、ぬるま湯でサッと洗い流して、洗顔時には手でこするよりは、洗顔ブラシを活用すると手の摩擦によるダメージを防ぐ事ができます。
小じわやたるみの原因の多くは、クレンジングや洗顔時の手の摩擦によるものがほとんどなので、手で力を込めて洗うよりは洗顔ブラシの毛先で優しく洗い上げるのがオススメです。
BBクリームをちゃんと落とせてないとどうなるの?
BBクリームがちゃんと落とせてない場合のリスクを解説しましょう。
酸化して肌がくすむ原因に
もしもBBクリームがちゃんと落とせていなかった場合には、BBクリームの成分と空気が触れて酸化する事によって、そのまま色素沈着を起こしてしまい、シミやくすみの原因となります。
ニキビや吹き出物の原因に!
BBクリームが肌に残ったままだと、その成分がアクネ菌のえさとなって、にきびや吹き出物を招く原因となってしまいます。
アクネ菌は皮脂をえさとして繁殖していくので、BBクリームや日中メイクに付着したほこりなどは、夜きれいに落としてから就寝しましょう。
さいごに
今回は、BBクリームを落とす時の落とし方について解説してきました。
BBクリームも配合されている成分によって、クレンジングが必要な場合と不要な場合とあるので、それぞれのBBクリームに合ったクレンジング料や洗顔料を選ぶことが大切です。
BBクリームを落とす時も肌に極力負担がかからないようにする事が、シミやシワ、たるみを防ぐコツなので、落とし方にも注意しながらしっかりケアしていって下さい。